環境にあわせて変化しながらも不変なもの

2019年06月25日

老舗(しにせ)と呼ばれる店舗(企業)が日本にはたくさんあります。
一説によれば、2018年時点で創業100年以上の会社が国内だけでも3万社以上あるそうです。
意外にも日本で一番古い企業は奈良時代に創業された建設会社さんだったりします。
その時代時代で環境が大きく変わり、業態転換するところも多くります。
代表的なところでは江戸時代に創業した三越百貨店の前身、越後屋呉服店がそのひとつです。
創業者の三井高利は、もともと伊勢(現松坂市あたり)で金融業を営んだと聞きます。
江戸に出てから呉服商の越後屋を起こし、のちに三井銀行や三井物産など三井グループの中興の祖です。
その時々で環境の変化にあわせ様々な業態の企業を興したり、また吸収合併を繰り返したり、あるいは業態そのものを変えたりして今日に続く企業が、【老舗】の看板を手にしているのだと感じます。

平成の初頭までは、百貨店(デパートのこと)といえば【三越】の右に出るものはいなかった。
当時のお中元・お歳暮も三越の包装紙が飛び交ったものでした。
経済の中心東京では、三越以外は二流品と感じていた人も多かったようです。
ところが地方では地方の顔がありました。
名古屋では松坂屋、大阪では大丸に高島屋、博多では岩田屋などが地域の顔と呼ばれる地位にいたのです。

ところで、今ではすっかり東京の顔になった和菓子店【虎屋】は、元は京都の発祥。
江戸から明治になって天皇陛下の東京遷都とともに京都の和菓子職人を引き連れ上京したのが始まりといいます。
いつの時代でも置かれた環境の変化を感じながら、変わっていく部分が必要ですよね。
人も同様に、環境に順応しながら生き続けているのではないでしょうか?
しかし、変わってはならない部分も多々あるはずです。

人と人をつないでゆく、私どものような【住宅に携わる仕事】はまさに環境の変化を受けながらも不変なものだと思うのです。
なぜなら、住宅は安心の上に成り立つものだからです。
安心は目に見えないものですよね?
安心の感じ方は、人それぞれですよね?
形のないものだからこそ、大切に育みたいものでもあるのです。
全てはそこで時間を重ねるご家族のために・・・

(虎屋の包装紙 江戸時代に描かれた虎のようです 筆者撮影)

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